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平成13年3月、京都市有形文化財に『鳩居堂』(中京区寺町姉小路)所蔵の写真3枚が指定されました。

3枚の内2枚は湿板写真(しっぱんしゃしん)、1枚は印画紙への焼き付け写真です。

写真が収められた木箱に『安政6年撮影』(1859年)とあり、これは、この2年前に写された『島津斉彬像』(銀板写真)に次いで古い写真と考えられます。

被写体の熊谷直孝氏は鳩居堂の第7代当主で熱心な勤皇家で志士への援助はもとより教育にも力を入れ柳池小学校の基礎を築きました。

撮影したのは板倉槐堂(又は筑前介、維新後、淡海槐堂)と云い、公家の醍醐家の家臣で幕末に薬種商の武田家に養子に入り尊王攘夷派の志士として坂本龍馬、中岡慎太郎らと共に倒幕運動に奔走しました。

慶応3年11月15日夜に龍馬が近江屋に於いて暗殺されたとき、部屋にあった寒椿と白梅図の掛軸は槐堂が龍馬の誕生祝いに自ら描いたものです。(国指定重要文化財、京都国立博物館蔵)

進取の気性の人で長崎より洋燈(ランプ)、時計、暗箱(カメラ)などを取り寄せ自ら試みていました。

現在のワンダス館々主より5代前の先祖になります。



 
板倉槐堂   槐堂が描いた六曲一双屏風


 
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